昨年に続き、2025年もアジャスタブルスプレーヤをアップデート致しました。
今年も細かな微調整を重ねまして、「レベルが違う仕上がりになった」と手応えを感じています。
昨年、未解決の課題としてお伝えしていたハンドルグリップも今年は解を見出すことができました。
以下、ご報告致します。
まず、ハンドルグリップです。
ここは長年の課題で、仕様と製造コストとのバランスでなかなか良いグリップを採用できず、
使っているうちにスポンジグリップが割れてしまうことは、ユーザーの皆様は感じていらっしゃったと思います。
今年度は、アジャスタブルスプレーヤ専用のゴム型を製作しまして、
耐候性の強いEPDMスポンジグリップをご用意することができました。
炎天下でグリップが熱を持たないように色味はグレーにしました。
そう簡単に劣化しませんので、
ガッチリ掴んでご使用くださいませ。
次に、扇の部分のグリップボルトです。
ここは、少しチャレンジングな改良ですが、とても興味深い工夫ができました。
「ボンデッドワッシャー」という、ゴムが加硫接着された皿バネを採用しました。
・軽い力で締め込むことができる
・緩み止め効果で振動に強い
・グリップボルトと扇プレートの間に隙間ができて握りやすい
という改良を実現できました。
さらに、
ボンデッドワッシャーと扇プレートとの間には、滑りを良くするためにナイロンワッシャーを。
ボンデッドワッシャーとグリップボルトの間には、樹脂に食い込ませないためにステンレス平ワッシャーを。
「ナイロンワッシャー×ボンデッドワッシャー×平ワッシャー×グリップボルト」
アジャスタブルスプレーヤの象徴でもある扇部のグリップボルトに、
他では見ることのない工夫を施しました。
きっと満足していただけるだろうと思います。
また、スプレーホースの長さを調整しました。ボンデッドワッシャーと扇プレートとの間には、滑りを良くするためにナイロンワッシャーを。
ボンデッドワッシャーとグリップボルトの間には、樹脂に食い込ませないためにステンレス平ワッシャーを。
「ナイロンワッシャー×ボンデッドワッシャー×平ワッシャー×グリップボルト」
アジャスタブルスプレーヤの象徴でもある扇部のグリップボルトに、
他では見ることのない工夫を施しました。
きっと満足していただけるだろうと思います。
これまで、450mm×2本+600mm×1本の組み合わせでしたが、
大分県のユーザー様から「少し長いのではないか」という声をいただきましたので、
再検討しまして、
450mm×3本に改訂いたしました。
とてもバランスが良くなったと思います。
2023年から600mmに延長させていて、
当時は理由があったのですが、よく考えれば、今ではその必要性はほとんどなくなっていました。
理由がなくなったにも関わらずそのまま残ってしまうこと、
そのようなことは色々な場面でありますが、
いま必要なのかどうか常に見直し、必要なければすぐ変えなければならない、
改めて、ユーザー様に気付かせていただきました。
本当にありがとうございます。
以上、2025年モデルの改良ポイントをお知らせしました。
少しでも良い製品を皆様にお届けしたく、改良を重ねているので、
毎年同じことを言うことになってしまうのですが、
「今年のアジャスタブルスプレーヤは過去最高のアジャスタブルスプレーヤ」です。
製品のクオリティに手応えは段違いに向上していますので、
ぜひ皆様にご活用していただきたく思います。